広報・PR 年間カレンダー/今日は何の日

戦略 お役立ち情報

広報・PR担当者として情報発信する際に意識していることは、今この情報が求められているかです。プレスリリースやイベントを通じて情報発信するにしても、時流に乗った内容でなければ見向きされないというのが現実です。

お正月、クリスマス、卒業式、入学式、母の日、父の日など、世間が注目しているタイミングで、関連した情報を発信できると、広報力が高まります。

自社の年間広報・PR計画を立案する際は、以下の情報を参考にしてみるとよいと思います。特にBtoCに関した情報発信では、メディアが興味を持ちやすいタイミングで情報発信できるとよいと考えます。

年間カレンダー/今日は何の日を知る方法

「今日は何の日」(PRTIMES)

私個人としては、下記が広報・PR担当者として使いやすいと感じています。

「Xモーメントカレンダー」(X)

SNSでの発信という観点では、こちらも有名どころなので参考になります。

「今日は何の日・明日は何の日」(雑学ネタ帳)

「今日は何の日」(PHP研究所)

「広報カレンダー2024」(広報会議)

有料会員限定ですが、参考になります。

「未来消費カレンダー」(日経クロストレンド)

有料会員限定ですが、参考になります。

「2025年に変わる法令」(日本経済新聞)

有料会員限定ですが、法改正に関する部分で参考になります。

記念日を認定してもらう方法

独自に記念日を決める

「○○の日」として話題にあがるためには、誰かに認定してもらい認知を高めることが必要です。一方で、誰かに認定してもらうのはハードルが高かったり、費用対効果が不明確だったりすることも多くなります。

焼肉屋さんなどが、毎月29日は「にくの日」として独自(?)に記念日と称して商売に活用しているのを目にしたことがあると思います。このように自社独自で記念日を作っていく方法もあります。

追記:全国食肉事業協同組合連合会(全肉連:AJMIC)が、毎月29日を「肉の日」として記念日利用しているようです。また、11月29日は「いい肉の日」、2月9日は「お肉の日」として記念日利用しているようです。

「29日は肉の日」事業の実施
 全国食肉事業協同組合連合会は、他の食肉流通団体・食肉販売団体等と一丸となり、「肉の日」事業を実施することになりました。
 毎月29日を「肉の日」として全国の店舗(※実施店舗は確定し次第ご案内予定)で、食肉等の特別販売(毎月29日を含む数日間)を実施いたします。

https://www.ajmic.or.jp/kumiai/nikunohi.html

「記念日の検索」(日本記念日協会)

国だと祝日が何らかの記念日になっていますし、自治体も同様に何らかの記念日があります。ただし、民間企業の記念日を国や自治体が認定してくれることは、ほぼないと思います。

民間企業の場合は、上記のように独自に記念日を作り・名乗るか、下記の一般財団法人の協会に申請して記念日を認定してもらうことを選択する方法があります。
※他にも記念日を認定していただける方法があるかもしれません。

協会への申請は、2種類の申請方法があり、1つは「記念日の登録申請」で、もう1つは「周年記念の登録申請」です。ともに登録料が必要ですが、自社に関連するイベントと絡めて広く活用していくのであれば検討の余地があると思います。

自社の広報・PR年間カレンダーを作成・運用する

メディアからも注目されやすい日取りを広報・PR年間カレンダーで把握した後は、自社の製品・商品・サービスと絡めた広報・PR計画に落とし込むことが必要です。商材以外では、創立日・設立日や社会奉仕活動などを行っている日も記念日として取り扱われています。

自社の情報を適切なタイミングで発信していくためには、自社の広報・PR年間カレンダーを作成し、事前に準備を具体化することが不可欠です。情報発信の日を自社の広報・PR年間カレンダーに配置した後は、逆算でいつまでに、誰が、何を、どうするをそれぞれ落とし込む必要があります。

これは社外(メディアなど)に情報を告知するという意味だけでなく、社内の他部署やパートナー企業との連携を行っていくうえでも、早めの動き出しが必要になることを意味しています。広報・PRすることが目的ではなく、広報・PRした情報を消費者に届け、消費者に行動していただくことが目的になります。

自社だけでは難しいとお考えの場合は、PR代理店に相談するのも一つの手ですし、フリーランスの広報・PR担当者に相談するのも一つの手です。また、中小企業のことをよくわかっており、広報・PRに強みがある経営コンサルタントなどに相談するのも一つの手となります。

タイトルとURLをコピーしました